ももクロ、夢の国立ライブを開催 5万5000人とサプライズバースデー<セットリスト/ライブレポ>

アイドルグループ・ももいろクローバーZが15日、東京・国立競技場にて「ももクロ春の一大事2014 国立競技場大会 NEVER ENDING ADVENTURE 夢の向こうへ」の初日を開催した。
ももいろクローバーZ/photo by HAJIME KAMIIISAKA+Z
ももいろクローバーZ/photo by HAJIME KAMIIISAKA+Z

国立競技場の聖火台

昨年12月、埼玉・西武ドームで行われた「ももいろクリスマス」にて、サプライズ発表された国立での2DAYSライブ。あれから3ヶ月、国立競技場は赤・黄・紫・緑・ピンクの5色で埋め尽くされた。日差し傾く夕暮れ時、集まった5万5000人のファンたちは、5人の登場を今か今かと待ちわびていた。

そして、いよいよももクロの登場。聖火台からゆっくりと姿をあらわした5人。大歓声が沸き起こる中、昨年8月、神奈川県・日産スタジアムで行われたライブにて灯された聖なる火が、国立競技場聖火台にも灯された。

夢の国立ライブを開催したももいろクローバーZ/photo by HAJIME KAMIIISAKA+Z
夢の国立ライブを開催したももいろクローバーZ/photo by HAJIME KAMIIISAKA+Z

「ミライボウル」「ピンキージョーンズ」・・・名曲オンパレード

「ももいろパンチ」のピンクの可愛らしい着物姿で登場した5人は、同曲からライブをスタートさせた。続いて「未来へススメ!」を披露しつつセンターステージに移動。そのまま「行くぜっ!怪盗少女」を歌唱し、ももクロとファンは、早くも一体となった。そのまま「ミライボウル」「ピンキージョーンズ」など、おなじみのヒットソングをキュートにパフォーマンスし、観客を沸かせた。

そしてVTR。立木文彦氏の生ナレーションのもと、2008年のデビューの映像が流れ、2011年早見あかり脱退の映像まで達した。その後「ももいろクローバーZ」の改名が発表される映像が流れ、ファンはそれぞれ、回想するかのように見入っていた。立木氏の「5人となったももいろクローバー!」のナレーションのもと、5人での再出発となった楽曲「Z伝説~終わりなき革命~」を歌いながら再登場。生ナレーションのもと、力強いパフォーマンスを見せた。

夢の国立ライブを開催したももいろクローバーZ/photo by HAJIME KAMIIISAKA+Z
夢の国立ライブを開催したももいろクローバーZ/photo by HAJIME KAMIIISAKA+Z

あーりん完全復活

あたりが暗くなる時間に差し掛かると、MCタイム。それぞれがおなじみの自己紹介を披露していった。1月に骨折した佐々木彩夏は「みなさん足治りました!」と完全復活を報告。「ご迷惑おかけしてごめんなさい。今まで踊れなかった分、全力ではっちゃけたいと思います」と宣言した。

そして百田夏菜子。「嵐さんのDVDを見させて頂いて、ちょっとパクっちゃうよ。敬意を持ってね」と前置きし、「いいかお前ら!私達5人でお前ら全員幸せにしてやるよ!」と叫び、ファンを熱狂の渦に巻き込んだ。そして「Z女戦争」「サラバ、愛しき悲しみたちよ」などを披露した。

ももいろクローバーZ/photo by HAJIME KAMIIISAKA+Z
ももいろクローバーZ/photo by HAJIME KAMIIISAKA+Z

新曲初披露

ここまで12曲のシングルカットが順に披露され、そして13曲目。映像が流れ、次は新曲と紹介。作詞作曲は中島みゆきと発表され、「泣いてもいいんだよ」(5月8日発売)とタイトルが告げられた。中島らしい節の効いた楽曲となっており、サビの「全然泣けなくて、苦しいのは誰ですか」と、中島の世界観全開の歌詞が響き渡った。同曲は5月3日公開の北川景子主演「悪夢ちゃんThe 夢ovie」の主題歌に起用される。

そして、「BIONIC CHERY」「PUSH」「Chai Maxx」を、アリーナの外周に敷かれたステージを駆けまわりながらパフォーマンスした。

「ももクロ春の一大事2014 国立競技場大会 NEVER ENDINGADVENTURE 夢の向こうへ」/photo by HAJIME KAMIIISAKA+Z
「ももクロ春の一大事2014 国立競技場大会 NEVER ENDINGADVENTURE 夢の向こうへ」/photo by HAJIME KAMIIISAKA+Z

有安杏果へサプライズ

中央のステージに集まる5人。あーりんが「今日、何の日だっけ?誰かの誕生日だよね」と声を発すると、会場が緑のサイリウム一色に。この日、19歳の誕生日を迎えた有安杏果へ、4人とファン5万5000人からサプライズで「ハッピーバースデー」の歌がプレゼントされた。

瞳を潤わせている杏果の前に、天使に扮した川上マネージャーが登場。さらに、台車に乗せて運んできたケーキの中から、ともみんマネージャーも登場し、名物マネージャーの2人が国立のステージに立った。盛大な祝福に杏果は、「私が生きてる中で、一番豪華な誕生日になったんじゃないかな。お母さん幸せです!」とファンへ頭を下げた。

続いて、川上マネージャーが過去、ももクロを乗せ引っ張っていたというリヤカーをイメージした移動ステージが登場。それに乗った5人は、「いつか君が」「ツヨクツヨク」を声高らかに披露した。

「夏のバカ騒ぎ」再び

アンコールは「仮想ディストピア」にてスタート。歌い終えると、聖火台にはサプライズ発表でおなじみの歌手・松崎しげるの姿が。「愛のメモリー」にのせて、7月26日、27日の二日間にわたって神奈川県・日産スタジアムでライブを行うことを発表。昨年8月に同地で行われた「夏のバカ騒ぎ」が再び帰ってくることとなる。このサプライズにメンバーは、驚きつつも、喜びでいっぱいの表情を浮かべた。

ラストは「走れ!」を国立競技場のステージを走り回り熱唱。歌い終えると、空に花火が打ち上げられ、ライブ終了を告げた。

なお、同イベントは3月15日、16日と2日間に渡って開催される。(モデルプレス)

■セットリスト
-OPENING overture ~ももいろクローバーZ参上!!~-
M01.ももいろパンチ
M02.未来へススメ!
M03.行くぜっ!怪盗少女
M04.ピンキージョーンズ
M05.ミライボウル
M06.Z伝説~終わりなき革命~
M07.D’の純情
M08.労働讃歌
M09.猛烈宇宙交響曲・第七楽章「無限の愛」
M10.Z女戦争
M11.サラバ、愛しき悲しみたちよ
M12.GOUNN
M13.泣いてもいいんだよ(新曲)
M14.DNA狂詩曲
M15.BIONIC CHERY
M16.PUSH
M17.Chai Maxx
M18.words of the mind ~brandnew journey~
M19.いつか君が
M20.ツヨクツヨク
M21. 鋼の意思
overture ~ももいろクローバーZ参上!!~
EN1.仮想ディストピア
EN2.堂々平和宣言(新曲)
EN3.月と銀紙飛行船
EN4.コノウタ
EN5. 走れ!
-ENDING-

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