モデルプレスのインタビューに応じた三崎優太(三崎愛汁)(C)モデルプレス

ホスト転身の元青汁王子・三崎優太、政界進出に意欲 ホストいじめ告白、デリヘル嬢とのベッド動画公開で「震えが止まらない」

2019.08.30 19:00

今年2月に法人税法違反の容疑で逮捕された「メディアハーツ(現ファビウス株式会社)」元社長の“青汁王子”こと三崎優太被告(30)はいま、新宿歌舞伎町で源氏名「三崎愛汁(えちる)」としてホストに転身している。一晩で3000万円を売り上げるなど破竹の勢いでのし上がる一方で、SNSではホストからの“いじめ”を告白、彼女にフラれた一部始終やデリヘル嬢とのベッド動画など、生々しい私生活をさらけだして炎上。ネットを騒がせ続けている三崎被告本人に話を聞いた。

年商130億円の会社社長から転落 1億8千万の脱税で逮捕

三崎被告といえば、18歳で起業し、20代という若さで年商130億円の会社代表取締役社長に。“青汁王子”“イケメン社長”としてメディアにも登場し、広く世間に知れ渡った。

三崎優太(C)モデルプレス
三崎優太(C)モデルプレス
しかし今年2月12日に1億8千万円を脱税したとして逮捕される。3月7日に保釈金6000万円で保釈されるも、7月16日の論告求刑公判で、検察側が懲役2年を求刑。弁護側は執行猶予を求め、9月5日に判決を迎える。

逮捕により約4億円の借金を背負うと、時給1000円の焼き鳥店でアルバイトを始め、コンビニ飯の生活。かつての華やかなセレブ生活から一気に転落した。

青汁劇場

しかし、7月より新たな活動のSNS投稿が活発化する。

・やきとり編

どん底からの再起を志し開始した焼き鳥屋のバイトは、店を盛り上げるために女装して出勤したところ、店長が激怒して喧嘩となりクビに。その模様を収めた動画はネットで“大炎上”となった。

・彼女にふられた編

失踪していた彼女にフラれる一部始終をTwitterで公開。
・勃て勃て編

失恋の傷を癒やすために高級デリヘル嬢と一晩をともにするも不発に終わり、「勃て!勃て!なんで勃たないんだよ!」とベッドの上で叫ぶ過激な動画をSNSに投稿すると賛否両論が巻き起こるも、応援するフォロワーが急増。

投稿が見つかりません

・ホスト編

突然のホスト転身。先輩ホストからのいじめ、嫌がらせ、ホス狂からの圧力などをSNS投稿すると、一気に全国的な注目度となった。

ホスト転身で業界激震の売り上げ 先輩ホストからのいじめも告白

三崎優太(C)モデルプレス
三崎優太(C)モデルプレス
8月19日、歌舞伎町「愛本店」でホストデビュー。初日から370万円を売り上げ、5日間で売上3000万円超、指名組数86本、趣味枕 1回とホスト業界に衝撃を与えた。

業界関係者によると「8月は、三崎さんのホストとしての活躍が話題になることで、少なくとも歌舞伎町のホスト業界全体の景気が良くなりましたね。ありがたいです」「歌舞伎町のキャバ嬢の子達も三崎くんがホストやってるうちに一度でも良いから遊びに行きたいと言っているほどです」と語っている。

その後「周りのいじめが辛い、許せない」と先輩ホストからのいじめやホス狂からの圧力も告白。一週間で店を辞めることになるが、想いが共感を呼んだ「BUZZ」に移籍し、一晩で3000万円を売り上げるという偉業を成し遂げた。そして、ホスト編の最終段階を迎える8月31日をもってホストを引退することを突如表明する。

ホスト引退の理由 いじめ告白の真意は

三崎優太(C)モデルプレス
三崎優太(C)モデルプレス
― 大きな結果も残していると思いますが、なぜホストを引退するんでしょうか?

三崎:実は月末で辞めようというのは最初から考えていたんです。TwitterのDMでスカウトされて興味本位でホストを始めたのも、僕の物語になるなと思ったから。ただ10日くらいで6000万円を超える売上を出して、ゲームのようで本気になりました。熱狂してしまって引退が伸びたというのはあります。

― ホストからのいじめを告白していましたが、長く続けるつもりは最初からなかったということですか?

三崎:いじめがつらいという投稿も、僕に興味を持ってほしかったからです。もちろん妬んで言ってくるホストもいますけど、そういう声は痛くもない。それよりも、僕にはどうしても国民の皆さんに伝えたいことがあるんです。そのために人々に忘れられたくなかった、注目を浴びたかった。ホストはそのための一環です。

三崎優太(C)モデルプレス
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― 焼き鳥屋でアルバイトをクビになる動画や彼女にフラれる動画も炎上していました。

三崎:炎上は「やきとり編」から始まりましたね。これはもう「編」と書いていただきたい。4億の借金があることも焼き鳥屋でバイトしていたことも本当ですが、店長に怒鳴られてクビになる動画は練りに練ってつくったものです。

「勃て勃て編」は“いかなる手段も辞さない”という覚悟

三崎優太(C)モデルプレス
三崎優太(C)モデルプレス
― “青汁劇場”だったんですね。

三崎:「彼女にふられる編」「勃て勃て編」もありましたね。それもアイディアを練って投稿したものですが、振り切ったことをやるのは、いかなる手段も辞さないという僕の覚悟。自分の身を犠牲にしてでも達成したい目的があるので、僕がどう思われようが、何を言われようがどうでもいい。炎上しようが関係ないと思っています。

― 「震えが止まらない」というワードは流行語になるんじゃないかという声もあるほどネットで盛り上がっていますが。

三崎:「震えが止まらない」で流行語をとれたらうれしいですね(笑)。まさかそんなことにはならないと思いますけど。

何がリアルで何が嘘か?

― ネットでの一連の投稿は、どこからがリアルでどこからが嘘だったんですか?

三崎:何が本当かは自分でも分からないです。生きていると1日の中でいろんな感情の波があって、“ホスト編”で「辛い」「悔しい」と書いていたのは、その中のマイナスの感情が出ていたとき。あれはあれで真実の気持ちでしたし、ホストに本気になったこともリアルです。ただこれまでの劇場はそろそろ終焉を迎えると思います。※9月5日に裁判の判決を予定。

三崎優太、政界進出?

三崎優太(C)モデルプレス
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― 目的を果たすために、ホスト引退後に何か行動を起こすと。

三崎:自らの運命に一矢報いたいと思っています。

― ホストに戻る可能性は?

三崎:ホストには戻りません。

― 「NHKから国民を守る党(N国)」党首の立花孝志参院議員も来店されるなど、政界に進出するのではないか、という声も上がっていますが?

三崎:それはすごく考えています。まだ僕が本当に伝えたいことは伝えられていないんですけど、こういう活動をしていくにあたって、いま必死にもがいてるんです。これは本当に。そんな僕に興味を持ってくださる方が政界にもいらっしゃって、声をかけてくださる方がいます。世の中に対して許せないところがあるという話をしたときに、自分自身で変えたらどうかという声も頂きました。政界に行くというのは、前向きに検討しているところです。

― 良くも悪くも注目されたこの期間は、これからのプラスになったと考えていますか?

三崎:当初の想定とは少し違う方向ではありますが近づいたと思います。それだけ注目を浴びたし、僕が問題提起したいことについて縁がない層に対しても興味を持っていただくことにつながった。これから発表したいと思っているアクションは国民がもっと興味関心を抱いて、これからの日本のために考えないといけない問題です。それを考えるきっかけとして、ものすごく意義があった時間だと思います。

僕は世論を動かせると思っていますし、少なくとも風向きを変えることはできると思っています。これから何が起きても、これが僕の生き様であり執念です。

問題提起「それが使命」

三崎優太(C)モデルプレス
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― いつから考えていたことですか?

三崎:前々からですが、東京地検特捜部に法人税法違反で逮捕されたときに強く思ったことです。僕は14億4000万を納税していて、1億8000万の脱税で逮捕、起訴されました。一般的には納税率から考えてもそこまで至ることではない、極めて異例だとも言われています。僕自身、納得はしてないんです。ただ法治国家なので、この国が有罪と言えば、受け入れざるを得ない。でも僕には国民の皆さんに問題提起しないといけないことがあって、それが使命だと思っています。

青汁劇場、新章の幕が上がるか?

三崎優太(C)モデルプレス
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8月31日の引退式をもって“青汁劇場ホスト編”に幕を下ろす三崎被告。いよいよ迎える9月5日は、実刑か執行猶予か?彼の判決が下る日だ。

捨て身の覚悟で這い上がるための計画を実行中の青汁王子が、再び返り咲き、世論を動かすときが訪れるのだろうか。彼のアクションから、しばらく目が離せなそうだ。(modelpress編集部)

三崎優太(C)モデルプレス
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