小坂菜緒/映画「ヒノマルソウル~舞台裏の英雄たち~」場面写真(モデルプレス独占カット)(C)2021映画「ヒノマルソウル」製作委員会

日向坂46小坂菜緒、スキージャンプの才能開花「ヒノマルソウル」場面写真公開

2021.06.10 12:13

日向坂46小坂菜緒が出演し、俳優の田中圭が主演を務める映画「ヒノマルソウル~舞台裏の英雄たち~」(6月18日公開)の新たな場面写真が公開された。


田中圭主演、映画「ヒノマルソウル~舞台裏の英雄たち~」

同作は、1998年の長野オリンピック、日本中が歓喜に沸いたスキージャンプ団体、大逆転の金メダル。この栄光を陰で支えた25人のテストジャンパーたちの知られざる感動秘話を映画化した話題の作品。

4人の代表選手と25人のテストジャンパーたち、それを支える家族や関係者たちの想いを知った時、誰もが心を打たれる感動のヒューマンドラマとなっている。

キャストには「おっさんずラブ」シリーズ、ドラマ「あなたの番です」、映画「スマホを落としただけなのに」など、人気実力共に今最も旬な俳優・田中や、映画「8年越しの花嫁 奇跡の実話」で第41回日本アカデミー賞優秀主演女優賞を受賞し、以後Netflixドラマ「今際の国のアリス」など注目作に出演が続く若手実力派女優の土屋太鳳ほか、山田裕貴、眞栄田郷敦、小坂(日向坂46)、古田新太など豪華キャストが集結。今年6月18日に全国公開となる。

小坂菜緒、女子高生ジャンパー役に 場面写真解禁

小坂菜緒、田中圭/映画「ヒノマルソウル~舞台裏の英雄たち~」場面写真(モデルプレス独占カット)(C)2021映画「ヒノマルソウル」製作委員会
小坂菜緒、田中圭/映画「ヒノマルソウル~舞台裏の英雄たち~」場面写真(モデルプレス独占カット)(C)2021映画「ヒノマルソウル」製作委員会
この度、現場で意外な才能を見せつけた小坂が演じる女子高生テストジャンパー・小林賀子の新場面写真が解禁された。日向坂46のデビューシングル「キュン」をはじめ、他シングル曲でもセンターを務めグループの顔として活躍をしている小坂が本作で演じるのはテストジャンパー25人の中で唯一の女子高生ジャンパー・小林賀子。

小林は実在する吉泉(旧姓:葛西)賀子選手がモデルとなっており、第44回雪印杯全日本ジャンプ大会の女子組で優勝するなど日本女子ジャンプ界をけん引してきた選手だ。劇中、小林は周囲が男子ばかりの中、唯一の女子高生ジャンパーとして抜擢されるも、ジャンプに失敗してしまったり、スキージャンプ競技を父親から反対されたりと悩みを抱えながらも、西方仁也(田中)、高橋竜二(山田)、南川崇(眞栄田)の助けもあって“日の丸飛行隊”を支えるテストジャンパーの一員として成長し奮闘する役どころ。

長野オリンピック当時は女子スキージャンプ競技が正式種目ではなかったために小林が日本代表選手としてオリンピックに出場することは叶わなかった。劇中、小坂演じる小林が「女の私はもう二度とオリンピックの舞台に立てないかもしれない、だから私はオリンピックをこんな中途半端に終わらせたくない!」と力強く発する台詞に象徴されるように元日本代表選手の心をも動かす“ソウルとパッション”を秘めた小林賀子の強さを小坂は見事に演じ切っている。

小坂菜緒、金メダルも夢じゃない?スキージャンプの才能開花

先日、実施された本作の完成披露舞台挨拶でも「普段の自分だったら思い切った事を口に出したり出来ないので、小林賀子だからこそ言えたセリフだった」と小林のモデルとなった吉泉選手の強さがあってこそのセリフとコメント。

そして、小坂が意外な才能を見せたのが「空サッツ」と呼ばれるジャンプ直前の踏み切り動作の練習だ。「空サッツ」はスキージャンプの陸上トレーニングで最も重要で難易度が高く、数週間の練習で成功できるものではないが、本作でキャストにジャンプ指導をした山田大起コーチが「現役のジャンパーよりも上手い!」と絶賛。

現場では小坂に対して「小さい頃からスキージャンプを始めていれば金メダルも夢じゃなかったかも!」と賛辞が飛ぶほどの腕前だったという。撮影当時は17歳だった小坂が女子高生テストジャンパーという等身大の役を演じた本作の公開に注目だ。(modelpress編集部)

ストーリー

1998年長野オリンピック。日本スキージャンプチーム・通称“日の丸飛行隊”は国民の期待を一身に背負ってラージヒル団体で日本初の金メダルを狙っていた。

そこに、エース原田のジャンプを特別の想いで見守る男がいた。元日本代表・西方仁也だ。前回大会・リレハンメルオリンピックで西方は原田とともに代表選手として出場。西方は日本代表最高飛距離135mを飛び、金メダル目前だったが、原田がジャンプを失敗。銀メダルに甘んじた。

西方は4年後の長野オリンピックでの雪辱を誓い練習に打ち込み、代表候補として有力視されていたが、まさかの落選。悔しさに打ちひしがれる中、テストジャンパーとして長野オリンピックに参加して欲しいと依頼される。テストジャンパーとは、競技前にジャンプ台に危険がないかを確かめ、競技中に雪が降った際には何度も飛んでジャンプ台の雪を踏み固めるジャンパーのこと。

西方は裏方に甘んじる屈辱を感じながらも、様々な思いを抱えて集まっていたテストジャンパーたちと準備に取り掛かる。そして、本番当日。団体戦の1本目のジャンプで、またしても原田が失敗。日本は4位に後退してしまう。しかも猛吹雪により競技が中断。このまま競技が終れば、1本目のジャンプの結果のみで順位が決定してしまう。

そんな中、審判員たちの判断は、「テストジャンパー25人が全員無事に飛べたら競技再開する」というものに。奇しくも、日本の金メダルへの道は、西方率いる25人のテストジャンパーたちへ託されたのだった。これは記録にも記憶にも残らない、舞台裏の英雄たちによる奇跡の大逆転。この隠された真実に、あなたはきっと、涙する。
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